韓国を代表するボーイズグループの「BTS」は、圧倒的な歌やダンスパフォーマンスでファンを魅了する素敵なアーティスト。
そんなメディアに登場する頻度が高いBTSの歌い方にSNSなどで「口パクなのではないか?」「本当は歌が下手なのではないか?」等の疑惑が出ています。
この記事では、「BTSの口パク疑惑の真相や生歌の実力はどうなのか?」をご紹介します。
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口パクや被せ・生歌などアーティストの歌い方には種類がある
記事の本題に入る前にまず、「口パクとは?」「被せ・重ねとは?」「生歌」も含めて基本的な内容をご説明。
口パクとは2種類あります。
・「口パク」
・「被せ」というもので、重ね、半口パクとも呼ばれているもの
それは様々な理由から使われる手法で、メリット、デメリットも含め見てみましょう
ちなみに私個人的には、「口パク」は悪いものだと思っていません。
もちろん歌手本人の生歌を聴きたいですが、状況に応じて使い分けた方がメリットがあります。それによって、最高のパフォーマンスを歌手、観客が楽しめることはいいことです。
その理由は、私が以前、観たことがある日本人女性歌手のライブでした。
走ったり、多少のダンスパフォーマンスしながらの完全生歌をしていたのですが、体力が足りないこともあってか、ほとんど歌が歌えておらず、大変残念なライブだったからでした。
本来は、とても歌が上手い歌手でしたが、そのライブはかなり残念なものでした。
その経験から、状況によっては口パクや被せ容認派です。
「口パク」とは?
「口パク」とは、まず歌手の持っているマイクの音量をOFFやONの状態。歌手は無発声で歌っているように口をパクパク動かしている状態で、前もって収録された歌の音源をスピーカーから流します。
・歌手が持っているマイクから音が流れないので、歌詞間違いや音程を外しても聴いている側には、正確な音源で聴こえているので何の問題もない
・ダンス等で息切れしても歌に影響がない
・歌以外のパフォーマンスに注力できる
・歌手の実力で激しいダンスなど「魅せる音楽」の幅が広がる
・口パクがバレてしまう可能性がある
・同じ音源になってしまうのでライブでもCDでもあまり変化がないように感じてしまう
「被せ」とは?
「被せ」とは、「重ね」や「半分口パク」とも言われるもので、事前に録音された音源やCD等の音源と歌手が持っているマイクを通して出る歌声を機材を使用して重ねた音をスピーカーから流します。
・歌声が安定して聞こえるようにすることができる
・歌手が音程を取りやすい
・収録番組だと音声を後からでも調整することができる
・綺麗に重なるとプレーヤーの音量を一定にした場合、聞こえる音の大きさが綺麗に聞こえる
・「ダブリング・ダブルトラック」的な効果を生み出すことができる
※録音手法の「ダブリング」とは、ジョンレノンさんが生み出したと言われており、録音した同じ2つの音声を重ねて若干ずらすことで、独自の音色(厚みやウェット感など残響音に近い音色)を生み出す手法。
・ダンスやパフォーマンスで息切れしても歌に影響がない
・歌手の実力で「聴かせる音楽」「魅せる音楽」の幅が広がる
・重ねの音源と歌っている人の歌のタイミングがずれると二重に聞こえる
・音量調整が悪いと変な感じで聞こえる
・歌手のテンションが上がっていると被せの音源との温度差が出る場合もある
「生歌」とは?
生歌とは、歌手の本領発揮で実力の歌声をそのままマイクを通してスピーカーから流します。
・歌が上手い歌手は本領発揮の「聴かせる音楽」ができる
・歌手の本来の歌声がその場だけで聞ける特別感があります
・歌詞間違い等アクシデントが発生したとき等、普段と異なった状況に遭遇することがある。ある意味お宝感満載!!
・歌が少し苦手な歌手だとしてもファンはその人が好きなので、それも楽しみの一つとして捉えることができる
・ダンスなどのパフォーマンスで息切れなどで歌えなくなることがある
・歌が苦手な歌手は実力がバレてしまう
・歌手の体調面の都合で、ライブなど延期や中止になってしまう可能性がある(そもそも体調不良時の休息は大切です)
口パクをする理由
・激しいダンスを踊るため
・喉の調子が悪い
・機材や予算の都合・機材の不調
・歌唱に不安がある
等いろんな理由があるようです。
BTS口パク疑惑の真相は?
SNSで「BTSは口パクなのでは?」「BTSの曲は日本語バージョンでは口パクなのでは?」など、口パク疑惑のコメントが見られたりします。
韓国の音楽番組などでは「被せ」はダンスをするアイドルでは珍しいことではありません。完璧なパフォーマンスを披露することで、ファンに素晴らしい時間を提供するという点では双方にとって良いことだと感じます。
実際、1人ではなく、メンバー全員が激しいダンスを踊りながら、全曲を生歌でしっかり歌い上げる、それも連続で十何曲も立て続けにというのは至難の技です。
そしてBTSも例外ではなく、ダンスパフォーマンスがハードなBTSも状況により「被せ」を使ったりします。
なので状況により、以下のように使い分けもあったりするようです。
①ダンス+生歌
②ダンス+被せで、生歌の音量大きめで、被せの音源音量が小さめ
③ダンス+被せで、生歌の音量小さめで、被せの音源音量が大きめ
以下の動画は、0:56 あたりから被せであることが分かりやすい「③ダンス+被せで、生歌が小さめで、被せの音源音量が大きめ」のパターンです。
(動画:MBC every1公式YouTube)
BTSのダンスに関しての情報を以下の記事で紹介しているので、よかったらご覧ください。
BTSの生歌は酷いの?その実力は!!
BTSは生歌もかなり上手です!!
BTSは歌とダンスの練習にかなりの練習時間を費やしています。だからこそ、ダンスをしながら生歌を披露することも十分可能です。
こちらでは、「生歌のみ」と「ダンスと生歌」を堪能できますので、お楽しみ下さい♪
折角なので同じ楽曲の『Dynamite』の動画を揃えてみましたので、アレンジの違いや各個人の歌唱力の高さがわかります。
(動画:BTS公式YouTube)
②生歌「Good Morning America」での『Dynamite』
(動画:BTS公式YouTube)
③生歌「Radio.com LIVE」での『Dynamite』
(動画:BTS公式YouTube)
BTSメンバーは7名ですが、シュガさんが肩負傷の手術による活動休止中に6名で歌を披露している時期の出来事として以下の2つの動画をご紹介。
④「FNS MUSIC FESTIVAL」での『Dynamite』
1:05あたりのテテさんがあえて歌わず、ジェスチャーで表しているところやその後にシュガさんのパート部分では代わりに誰も歌わず、シュガさんの録音音源を使用しています。そのシュガさん録音音質とBTSの他のメンバーのパートの音質の違いでも口パクじゃないところが分かります。
(動画:BTS公式YouTube)
(動画:BTS公式YouTube)
まとめ
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
この記事では、BTSの口パク疑惑の真相や生歌の実力はどうなのか?をご紹介しました。
BTSの歌は本当に聴き惚れちゃいますね!歌も上手で、ダンスも凄く、メンバー1人1人が違う魅力を持っているので、良い意味で進化をし続けていくのだと想像ができます♪
これからもBTSの歌やダンスパフォーマンスを楽しみにしています。
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